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不満要素の排除が先決


賃金を上げれば、モチベーションは上がるのか?

政府が、今後5年間で最低賃金を高卒初任給の最低水準である755円に引き上げる提案をしました(2008.11現在)。お金は仕事をする上で重要な要素です。

以前、アルバイトを募集する際、近隣地域の同じ職務の中で最高水準の時給で行ったことがあります。ものすごい数の応募者が殺到しました。
この事実からもやはり、仕事をする、あるいは探す上で報酬は重要なウェートを占めることが分かります。

しかし、賃金は無かったり、低かったりすると不満や怒りを生み出しますが、高くすれば、モチベーションを高めたりやる気を生み出すというわけではありません。

店長が管理職にあたるかどうかという「名ばかり管理職」の議論が最近盛り上がっていますが、要するに店長は「こんなには残業してるんだから、法律通り残業代を出せ!」と言っているのですが、このことからも不当・不正な賃金には不満や反発を覚えることがわかります。
ところが、「仕事に対するモチベーションが上がってきたから、給料上げてくれ!」とか「給料がすっごく高いので、仕事が楽しいです。」という話はあまり聞く機会がありません。

まずは不満要素の排除

近年、やる気のない社員が多いとか、なんとか社員にモチベーション高く働いてもらって、高付加価値を生み出してほしいという話を聞きます。
マズローの欲求段階説ではないですが、水準以下の報酬・不当な労働対価で不満がうごめく会社は、まずそこから着手すべきです。そのような仕組みを整えた上で、モチベーションアップや従業員のやる気を引き出す仕掛けを生み出す。
そうすれば、付加価値の高いサービスの提供や、労働生産性が上がる可能性も現実味を帯びてくるでしょう。あるいは、不満を解消しただけで労働生産性が上がる可能性すらありえます。

(2008.11.1記)

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