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人事も顧客満足の視点を

春の人事異動も一段落した頃でしょうか?
そんな中、「予期せぬ部署への異動や配置転換があったが、説明も何もなく納得ができない。」なんて声は上がっていないでしょうか?「なんで、この部署になったんだ?」「当初の話と全然違う。」「家族がいるのに、なんでわざわざ転居までして未経験の部署に…」私の周りでも、そういった話はたまに聞きます。

納得を得ないまま異動してしまうと、キャリアに対して真剣に考えている人材ほど、仕事に主体性を持って取り組みにくくなる可能性があります。すると、アウトプットが低下するばかりか、会社への信用すら失いかねません。
人事にもいろいろ事情があるでしょう。能力向上のため。ならまだしも、人数合わせ、上司との相性、いやがらせ…
能力の向上のためなら、筋道立てた説明を積極的に開示していくはず。 説明しないということは、やはり、そこには企業の論理が見え隠れします。かつては、「頑張れば出世できる。給料が上がる。」が盾となりました。しかし、今はそれらを保証できない。上記の場合の対策としては、伝えられること・伝えられないことを丁寧に仕分けして、伝えられる部分を説明していくことが考えられます。

◆ところで、人事の顧客は誰でしょうか?

私は、経営者と従業員だと考えています。そのような視点に立つと、上記のような場合は、両者にとって最大公約数的解を探すという打開策が出てくるでしょう。(本当は、説明するのに苦労する異動は、ないほうが良いのですが…)経営者と従業員は、ときに利益相反となる場合があります。しかし、どちらか一方を潰す人事は、実は両者を潰す結果を招く可能性をはらんでいます。人事には、この両者の満足度向上が必要なのです。

なんとも大変な仕事だと思いますが一気に両方を満足させるとなると、なんとも贅沢な仕事だと思いませんか?

(2010.4.16記)

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