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従業員の理想の報酬制度とは?
株式会社パソナキャリアが、2009年7月に行った調査よりデータをご紹介。
現在導入されている報酬制度は、第1位が、「職能や役職に応じて基本給がアップ」(47%)と半数近くを占めています。ちなみに、社長や上長の気分次第が14%で5番目に多く、全体の中でも上位にランキングされています。
一方、理想の報酬制度を社員に聞いたところ、第1位が、「勤続年数に応じて基本給がアップ」(56%)と半数以上を占めています。能力や実績による給与アップよりも、勤続年数による定期昇給を望んでいるという結果となり、理想と現実のギャップが浮き彫りになりました。
なお、不満の理由としては、「上司に気に入られている(いわゆる、"イエスマン")の評価が高い」「表向きの制度はよく見えるが、役に立っていない」等が挙がりました。
本当に年功序列が良いのか?
勤続年数に応じて給料が上がるということは、たとえ新たに採用しない中でも、退職者がいない限り人件費は定期的に膨らみ続けます。よって、激変する世の中で、常に利益を上げ続けない限り、会社はジリ貧になり、万が一、潰れてしまえば、収入源(サラリー)すらなくなってしまいます。
そのような報酬制度を望んでいるとは、少々考えにくくはないでしょうか?さらに言えば、理想とするのは序列であると言っているのと同義です。長く務めた人がえらい。短い人が下。年齢が高い人がえらい。低い人は下。そんな序列をよしとするのでしょうか?
実は、実績・結果に対して、金銭やポストで引っ張りあげようとする成果主義に疲弊した結果が、今回のアンケート結果に出たのではないか、と私は思うのです。
すなわち、結果に応じて金銭やポストで報いるのではなく、動機や働き甲斐・成長実感をもたせることが、求められているのではないでしょうか?
ちなみ、理想の報酬制度で「社長や上長の気分次第」は、さすがに0%でした。
詳しい調査内容はこちら
(2009.12.2記)