トップ人事ワンポイント講座 > 早期離職を防ぐ3つの繋がり

早期離職を防ぐ3つの繋がり

以前、金属労協は「ものづくり現場の若者雇用に関する状況調査」を発表しました。調査結果によると製造現場において必要な技能系社員の状況は、「ほぼすべての職種で不足している」(34%)が最も多く、「特定の職種で不足している」(21%)「今後5年間で特定の職種で不足が予測される」(18%)となっています。
なお不足を感じる社員層は、「若手技能者」「中堅技能者」が過半数を占めています。
要因としては、製造現場への就労希望者が減っていることと若者の早期離職が考えられます。

今回は、新入社員を迎える時期ということもあり、製造現場を事例に、全業種にも一読いただきたい内容である『早期離職をいかに防ぐか?』を考えてみたいと思います。

かつて、フラワーアレンジメントを量産する製造現場を見る機会があったのですが、多数の従業員が見本の写真を見ながら、黙々と作業を行っているのです。また、素人にはできない、技術を要する作業なのですが、「ここをもっと短くして。」とか「この花の向きをもう少し右にして。」など仕事中のコミュニケーションの大半が指示命令で占められているのです。
これでは、従業員の孤立化が進んでしまいます。ましてや、新入社員ならなおさら孤立化が進み、早期離職へ繋がってしまいます。 しかも、指示命令で言われた通りにやるだけでは、成長実感も乏しいものになってしまい、3年後には離職…となってしまいます。

3つの繋がりとは?

この問題への対策のキーワードは、”3つの繋がり”と私は考えています。

1.新入社員同士の繋がり新入社員同士で、悩みを打ち明けあう。あるいは、良きライバルとして切磋琢磨することは、孤立を防止し、成長実感を得る機会となります。

2.年の近い先輩との繋がり同じ職場で年の近い先輩を一対一で貼り付ける、いわゆるメンター制度などを導入し、技術習得の指導や職場での悩みを聴くことも必要でしょう。これは、孤立防止とともに、その先輩が、近未来(実現可能性を感じられる)の目標となり、成長意欲を醸成することにもなります。

3.部署をまたいだ人との繋がり自分の仕事しか知らないと、どうしても歯車感から脱却できません。組織全体を知ることで、会社にどのような仕事があり自分の仕事がどのポジションにあり、どのように影響しているのか知ることができます。すなわち、自身が行っている仕事の意義を知ることになるのです。

「最近の若者は分からん!」とサジを投げてしまう前に、管理者として、新入社員と真摯に向き合ってみてはいかがでしょうか?

◆ 新入社員研修
『相手と自分の気持ちを理解する』をテーマに、自分の行動が他人(社会)に与える影響、他人(社会)が自分に与える影響を考え、理解し、社会人としての心構えに自ら気付いてもらう研修です。
⇒ 詳細はコチラ

(2010.3.5記)

人事ワンポイント講座・一覧へ


トップセミナー情報人事ワンポイント講座サービス事例私たちの考えコンサルタント紹介運営法人概要資料請求・お問い合わせSiteMaplinksPrivacyPolicy